こんな車があったらいやだ(鉄拳風に)
そう,それが大型特殊自動車。
免許取得にあたりいろんなサイトで勉強させて頂いたので,
恩返しの意味も含めて,私なりに気づいた点を報告いたします。
この乗り物に関しては,自動車だとは思わずに,荷役機械に
タイヤがついていると解釈したほうが正解でしょう。
私が乗ったのは,後輪操舵式のホイルローダーでしたが,
ホイルローダーであれば,バケットを操作して土なり何なりを
動かすことが主目的で,公道を走る操作はおまけ機能です。
特殊な車だけあって,機種ごとに操作方法は独特なはずなので,
最初の一回は試験官が操作方法を教えてくれました。
私が乗った車はこんな感じ。
左右,後方目視確認後,エンジンをかけます。エンジンをかけたら
バケットを起こします。
ハンドブレーキ解除し,再度左右,後方目視確認後,右ウインカー,
右後方目視確認後出発します。
後輪操舵のため,後輪の軌跡は前輪の軌跡より必ず外側になります。
つまり,前輪が縁石にあたらなければ,後輪も縁石にあたりません。
巻き込み確認後,左前輪を目視しながら,できるだけ縁石に沿わせるように
ハンドルを切ります。前輪操舵の感覚で交差点に突っ込むと大回りして減点に
なるのでご注意を。
ちなみに,縁石により車道と歩道が分かれている道路では,車道の左側に
引かれている線は法的根拠のない線です。無視して踏んじゃってください。
左折と同様ですが,私が乗った車では右前輪が目視できないので往生しました。
どう考えても左ハンドル車です…。運転中に右側から話しかけられることなど,
今後2度とないでしょう。
試験に受かった後で聞いた話ですが,座席の位置をブレーキ・アクセルペダルを
無視して目一杯前に出しておくと右前輪が見えるそうです。どう考えるかは
人それぞれですが…,変な着座ポジションは減点ですみますが,中央線を踏むと
検定中止になります…。それで何度涙を飲んだことか。
方向転換場(ポールで囲ってあるところ)を通り過ぎるとき,必ず中を目視確認
してください。確認しないと減点対象です。
通り過ぎたらギアをバックにいれ,左右後方確認します。左後方・右後方・後方を
目視確認してから車を下げます。オートマ車と同様に,ブレーキペダルを緩めると
スルスル下がりはじめると思います。
注意点は,
自分が車体の目一杯後ろに座っていることを念頭にハンドルを切ります。
自分の体が方向転換場の真ん中に来るまでじっと我慢し,ハンドルを全部
まわしましょう。早かったら,戻せばよいだけの話です。
左後輪は目視確認できます。右バックの場合,左後輪を縁石に沿わせながら下がると
後々出やすいでしょう。左バックの場合,右後輪は試験官の下です。ちょうど良いことに
天井後部にミラーがついているので,これを見ながら寄せていきます。
普通免許を取ってから随分経つと忘れていることですが,
「今日は自分で走ってどうだった?」
「ちょっとふらふらしました。」
「そうじゃの。あと巻き込み確認,もれとるところがあったの。
それから右側によりきれてないところがあったの。前のとき中央線踏んだんじゃろう。」
「踏んだんです。」
「ぎりぎりなんじゃが…わかりました。」
おかげ様で6回目で免許を頂きました。ありがとうございました。